あいさつ

自ら求め、熱き思いを未来につなぐ教育会

 令和四年度、小県上田教育会長を務めさせていただきます笠原利幸と申します。皆様のご理解とお力添えをいただきながら、精一杯努めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症については、油断を許さない状況が続いております。なかなか見通しがもてずに、学校生活や学校行事等も様々な対応を講じながら進めていかねばなりません。引き続き、基本的な感染対策を継続しながら感染拡大防止に努め、子どもたちを真ん中に、子どもたちのために何をなすべきか、何ができるのかを明らかにしながら、教育諸活動を進めてまいりたいと思います。
  
 雑誌「信濃教育」第一六〇八号(令和二年十一月)の特集「我が教育会の取組」に、小県上田教育会が掲載されています。私も編集委員の一員として関わらせていただき、改めて我が教育会を見つめ直す機会をいただきました。
 その冒頭で、次のように紹介されています。
 小県上田教育会は、明治十七年に創設以来百三十六年という長い歩みの中で、教職員の教育力向上と地域文化の発展に寄与しながら発展してきました。その根底には常に、これからの時代を豊かにたくましく生き抜く子どもたちのために自ら求めて研究や研修を行い、人と人とがつながりを大切に自身の資質を磨き、職能向上に励もうとする熱き思いが流れ続けてきています。
 創設当時の状況を記す文献には、前身の「公立教育会」が不況で廃止となる寸前、意気軒昂たる先輩方が身銭を切って「小県郡私立教育会」を設立したこと、会規定を「会員は何人も問わず教育に熱心者をもって組織する」としたこと等があり、教育への熱き思いや自主性、多くの会員による学び合いの様子がうかがえます。困難な状況が多くありながら、その理念は諸先輩の努力により、確かに今日まで受け継がれてきています。
 自主的研修の場としての学習指導委員会や調査研究等委員会、実践に学び合う研究発表会、同好会や県外視察への助成はもとより「教育は人である」との言葉どおり、多くの先達の教育精神を学び伝えること、多くの会員が集い一流講師に学ぶ「菅平夏季大学」、「上田・小県」の発行、賛助会員会による学校支援等、この地域ならではの特色ある取組も大切にしてきています。また、コロナ禍におけるオンライン研修の試み、若い会員による新たな挑戦を支えることも、これからの新しい教育を創造する新たな取り組みとして大切にしていきたいと考えています。

 新たな時代に生きる子どもたちに必要な教育やそのあり方を自ら求めて研究・研修し、その熱き思いや学びの姿を人と人とがつながり合い、 学び合うことで未来へつなでいける教育会でありたいと思います。「教育会」は、仲間たちが集い、互いに磨き合い、協力し合い、助け合いながら教育者として成長していくために、先輩方が残してくれたばらしい財産です。
 本年度も会員の皆様方の積極的なご参加とご理解、ご協力をよろしくお願いいたしま
す。
     
       令和4年度 小県上田教育会 会長 笠原 利幸 (依田窪南部中学校)

ようこそ 小県上田教育会のホームページへ

小県上田教育会のホームページへようこそ上田市 東御市 小県郡内の小中特別支援学校における教育の発展のため当教育会は創立以来、教職員の研鑽の場として、その中核にあり続けてきました。これからも鼎が語った「自分が感じたものが尊い」のごとく子どもの可能性を広げる教育を探究していきます。

○目的
会員相互に協力して教養を深め教育力を充実し、教育の刷新と地方文化の進展に貢献すること
○主な事業内容
●会員の職能向上に関する事項教育の進歩改善に関する研究
●調査・協議講習・講演会ならびに研究発表教育
●学芸に関する助成児童生徒の研究助成に関する事項
●地方文化の進展に関する事項 ●石井鶴三美術資料室の管理
●教育に関する諸団体との連携 ●信濃教育会事業への協力

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お知らせ

2020年6月14日
リニューアル 新しい小県上田教育会サイトへ
2020年6月13日
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